CCAの取り組み ~ICOおよび投資家の保護について~

CryptoClick社が活動をはじめた約半年前からここ最近に至る活動の過程で、ICO事業体やICO検討中のプロジェクト、また、多額の資本を運用する投資家とお会いする数多くの機会がありました。

その中で、取引所などのハッキングが外部からの攻撃だけでなく 「資金が、いつ、どこに、どのような状態おかれているのか、という内部管理情報の外部流出」が主な非常に大きなリスク要因になっていると言う話をよく聞きました。

また、ニュースになっていないものも含めたら膨大な件数の仮想通貨保有者への強盗、脅迫、ゆすり、誘拐・監禁事件などが発生していることも聞き、彼らの多くは外部との接触を恐れ、身を隠しながら活動をしていることを知りました。

Google検索していただければ、いかに多くの事件が起きているかを知ることができるでしょう。

Bitcoin Buyer Robbed of $28,000 at Knifepoint:ビットコインを買おうとしたらナイフを突きつけられて$2800盗まれた (https://www.ccn.com/bitcoin-buyer-robbed-28000-knifepoint/)

Man Stole $1.8 Million in Ether After Armed Robbery, Prosecutors Say:ニューヨークでアパートに侵入、武装強盗、誘拐をされてEther$1.8million相当を盗まれた (https://www.coindesk.com/man-stole-1-8-million-ether-armed-robbery-prosecutors-say/)

Police Bust Turkish Gang That Kidnapped Wealthy Bitcoin Holders:トルコでビットコイン多額保持者をノートブックパソコンと一緒に誘拐 (https://news.bitcoin.com/police-bust-turkish-gang-kidnapped-wealthy-bitcoin-holders/)

仮想通貨の儲けを自慢していたブロガー、縛られ約5000万円奪われる【ロシア】 (https://jp.cointelegraph.com/news/russia-blogger-who-boasted-about-crypto-wealth-beaten-and-robbed-for-425k)

法定通貨であっても、同じような事件がビジネスの歴史の中で数え切れないほど起こっていることを、私たちはニュースなどで見聞きしています。

仮想通貨は、今では主要法定通貨に匹敵する時価総額となっています。まだ歴史が浅いため、私たちは仮想通貨と法定通貨は別ものであると曖昧に考えてしまいますが、価値としてはすでに同等なのです。

そして、どちらの世界にも、悪者が存在するのが現実です。

自宅の金庫に多額の現金を保管しているのと、カバンの中のハードウェアウォレットに多額の仮想通貨が入っているのは同じことです。自宅に侵入されて武力により脅されれば金庫を開けざるをえないように、それがどんな強固なセキュリティのウォレットだとしても、悪の力によって開かざるをえないのが現実です。

もし、家に押入られたら?
もし、会社に押入られたら?
もし、自分自身が監禁されたら?
もし、家族が危険に晒されたら?

すでに多くのニュースが世界中であります。ニュースになっていない事件は、大小問わずその何十倍、何百倍とあるでしょう。

ICO事業者の立場にたてば、情報公開をすることは、悪者に対して「ここに大金が入ってきますよ」と宣言している事と同じ意味を持つことになります。その結果、何かトラブルに巻き込まれて強奪されてしまえば、事業計画に影響がでてトークン購入者の未来を悪い方向に変えてしまうことになります。

また、もう1つの角度でいえば、外敵からの圧力により、機密情報の流出や、トークンの価格操作への加担強要なども想定されます。直接的に強奪されなくても、事業者と投資家の権利を捻じ曲げられてしまうことになります。

あなたが、多額のビットコインを手にしたことを想像してみてください。

あなたのスタッフが、友達やその友達からどんな近づき方をされるか想像してみてください。

残念ですが、この世界の全ての人間が善人ではありません。

そのような背景の中で私たちは、販売促進や露出拡大に関与するASPとして、また、私たちが開発した顧客管理・決済システム「MyICO」を提供する立場として、「ICO事業者のリスクは投資家のリスクであり、それは同時にアフィリエイターに対するリスクでもある」と考えるに至りました。

CCAと契約をするICO事業体とのガイドラインの中に、 「CryptoCurrency Business and Investor Protection Guideline :CCPG(仮想通貨の事業体と投資家保護のためのガイドライン)」と言うものがあります。

これは、私たちが取り扱うすべての案件で結ばれているものですが、いわゆるNDA(秘密保持契約)などと同様に、社会通念上、一般に公開する必要のない要件であると考えてきました。

しかし、ICO実施中および検討中の事業体、投資家、そしてアフィリエイターの立場を守るために本ガイドラインの存在を公開し、私たちの取り組みについてご理解していただくことが必要だという結論にいたり、本日、このガイドラインの存在とその一部を公開することにいたしました。


CryptoCurrency Business and Investor Protection Guideline (CCPG)

It is mesmerizing, the speed in which the cryptocurrency industry is developing.(昨今、クリプトカレンシー業界全体の発展スピードの速さには目を見張るばかりである。)

We see this evolution as a shift from the traditional centralized society to a decentralized autonomous society, and we see upon this quite favorably.(我々はこの大きな変革を古から続く中央集権社会から自律分散型社会への移行と捉え、非常に好意的に考えている。)

Yet, we must never look away from the fact that the cryptocurrency industry still possesses the immaturity and danger of an industry in its infancy.(しかしクリプトカレンシー業界が黎明期ならではの未熟さと危険性を孕んでいることから目を背けてはならない。)

・Armed robbery, hacking, or theft toward businesses and their related parties.(事業体や事業体関係者への武力的強奪、ハッキング、盗難)

・Token price manipulation through insider information or external pressure by individuals of businesses or exchanges.(事業体や取引所関係者からのインサイダーや外部圧力などによるトークンの価格操作)

There is no limit to the issues being discussed in the public, but we believe freedom and lawlessness are on opposite ends.(近頃、巷を騒がせている問題点をあげればきりがないが、我々は真の自由と無法地帯は対極に位置すると考える。)

In the phase between industry infancy to development, we see it necessary for a minimum safety net for protecting businesses or investors.(黎明期から発展期に差し掛かるにあたり事業体や投資家保護のため最低限のセーフティネットは必要だと考える。)

Therefore, we will prohibit private social network exposure, private message replies on the official social network account, and the publication of business address, for the purpose of protecting businesses and investors.(上記問題点を考慮し個別SNSの禁止、公式SNS上での個別返答の禁止、事業体の詳細住所非公開などを事業体ならびに投資家保護のため行っていく。)

For the continued development of the cryptocurrency industry, and for the formation of a healthy investment environment, we promote the use of "CCPG" by all cryptocurrency supporters.(我々はクリプトカレンシー業界のさらなる発展と健全な投資環境の形成のため「CCPG」を世界中のクリプトカレンシーファンに浸透させていく)

CCPG原文より一部抜粋


もちろん、例えば、資金調達の終了後に「安全が確保された」と判断した時点などで、事業者ごとの判断においてこのガイドラインの実行レベルを引き下げていくでしょう。しかし、ICO(資金調達)の最中もしくは直後などの重大なタイミングにおいては、関係者による個人的なSNS発信の禁止、公式SNSによる直接的交流の禁止、事業体の住所など重要情報の公開の禁止など、厳格な情報統制を実施しています。

きっとこれから、私たちクリプトカレンシーファンにとって悲しい事件を、今まで以上に見聞きすることになるでしょう。そして、当然の流れとして、本ガイドラインと同様の考え方が急速に浸透していくでしょう。現状を正しく把握・分析し、想定しうるリスクを未然に食い止め、対策の浸透を積極的に行うことも、弊社の使命の一つであると確信しています。

今後とも、CryptoClickの活動にご理解・ご協力をいただきますようお願いするとともに、みなさんとともに、健全な仮想通貨業界の醸成に貢献してゆきたいと考えております。

2017年12月24日 Merry Christmas! Aiko Shimizu